技術的にはほほとんどの条件下で施工は可能です。ただし,採算面から施工を断念することはあります。
[解説]
平成13年度新技術等普及マニュアル(土地改良測量設計技術協会 編)によれば,「適合する土質は圃場面から深度0.7mまでの間の土壌中に,引き込み作業の障害となる笹,残根,埋木,礫,玉石等が混入していない土壌である。」と記載されていますが,このような場合でも条件によっては施工可能です。シートパイプ暗渠工法では引き込み作業中に障害物にぶつかり前進が阻まれた場合,立て板をモールドレーナから分離し,バックホーで障害物を除去した後,引き込みを続行できます。
礫混じり土壌の場合,直径20~30 cmの石が100 m当たり4~5個以下だとバックホーで除去しながら施工可能ですが,それ以上になるとコスト高となるので採算性を考えて検討する必要があります。
また,地耐力(コーン指数)が2.55 N/mm2以上では強粘土盤で急激に作業能率が低下することから,コーン指数が2.55 N/mm2以上の場合,施工不適合とします。
